レッスンで音楽を見渡す
更新日:6 日前
ラフェットの事後処理も途中なまま、今週は新しいお仕事が三つ始まります。
そのうち二つが、そのお仕事のために曲を選ばなければならないもの。
そのひとつの歌の講座では、これまで講師と受講生という関係では関わったことのない方々が対象です。
指導を受けてみたい音楽というその選択範囲が、リクエストを見てみるとある程度狭いような気がしています。
もう一つはもう10年にもなる渋谷区シニアの歌講座。
半年ごとの講座で、10月から新しい期が始まります。
毎回、始まる前に半年分の歌を20曲以上選んで準備しておきます。
今回のラフェットのプログラムにいくつかあった特徴。
その中のひとつとして、お客様が知っている曲が多かった、ということがありました。
音楽教室の演奏会のお客様は、プロの演奏を聴きに行くファンの方たちのお客様と違って、音楽にそんなに興味がなかったり、好きだけれど、そんなによくは知らなかったりという方々が多いです。
そのような生徒さんのご家族ご友人の方々にとっても、聴いたことのある曲が多い演奏会でした。
今年に入った頃にこのラフェットの選曲をしていた時も、今回新しいシニアの期が始まる時も、日曜日の初めてのお仕事も、、、、かなり考えました。
演奏するかた、聴くかた、受講するかたが”知っている曲”の範囲の中だけにとどめようとすると、かなり狭い範囲から選ぶことになります。
それは、楽しい時間を過ごせたな、参加してよかったなとご本人が思ってくださることは間違いありません。
そこにその方が思いつかない音楽を、どうやってうまく混ぜ加えていってその方々の音楽の世界を広げられるか。
果てしなく広い音楽の世界の中のほんの一部分しか、誰でも知らないはずなのです。
もちろん私のような音楽の先生や演奏家などの音楽家たちは、その広さはある程度わかっている。
自分が何を知っているかだけではなく、何を知らないかも見えている。
ですから一生かけて勉強していくわけです。
参加者、受講者の方々が「これ知ってる」「好き」「習いたい」と思われる音楽の他にも、どれだけ広い世界が広がっているかわからない、それを押し付けずにうまく混ぜ込んでいく。
その方の音楽の世界が知らないうちに広がっていくようにしていく。
その方にとって広げることよりも楽しいことがある場合は、そちらを大切にするべきだとは思います。
その辺りが難しいところではありますが。
私はいつもオープンにしていて、参加者、受講者が知っている知らないという分け方をしないようにしています。
知っていようが知らない曲であろうが、魅力的な音楽が目の前にあるという状態、全部手の内を見せるという感じでレッスンしています。






















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