検索


レッスン録画の意味
8月末からのレッスンはどなたも、初めの通し演奏を毎回録画しています。 これは演奏イベント前の恒例で、とても効き目のあるドキドキ練習になります。 毎回のレッスンでの一回目は緊張するものなので、緊張した時にどうなるか、ということです。 「今日が本番だったら動画」。 その時が本番だったらどんな演奏になるレベルまで、自分は来ているのか。 演奏会の舞台での本番というのはもちろん 一回しかありません。 誰でもそうですが、 一回目より 二回目の演奏の方が良い。 それは一回弾いて、歌って、気分が落ち着いてその場の雰囲気に慣れ、実力が発揮できるからです。 ですが本番は 一回きりなので、一回目の演奏がその時の自分の人前で弾いた時の実力、ということになります。 もちろん日によっては、体調や気持ちを本番モードに持っていけなかった、などもあるかもしれません。 とにかくそんな体験をしていただきます。 家で一人で演奏している時に「もう素晴らしく上手になったから、いつでも本番大丈夫!」というくらいにまでなったとご本人が思っていても、レッスンで先生の前で、更に動画を撮られたりする
3 日前


古い音楽を語る講座
8月30日(日)に〈音楽の原風景を訪ねて〉というタイトルのバロック音楽と古典派音楽についての講座を行いました。 今年の前半ずっと続けてきた10月4日のラフェットのプログラムのための講座は、皆さんにお会いして対面で行うものはここまで。 もう少しでゴールです。 バロック時代はなんだかとても古い音楽と思っている方が多いのですが、1600年くらいからですので、そうでもありません。 その前の1600年間の方が、そこから今までよりも長いのです。 そのバロック以降は今の私たちが気軽に演奏できる音楽ということで、もちろんそれ以前の音楽を演奏している人たちもたくさんいます。 音楽教室の生徒さんが選ばれるのは、バロック音楽以降かなという感じでしょうか。 ですからラフェットはいつもバロックからスタートしています。 皆さんの意外な反応 私は古い音楽が大好き、音楽の時の流れということを考えることが好きです。 なぜこの音楽が生まれたか、その前にこういうものがあって、こういうことを考えた人がいたから、、、というように、時の流れに乗って音楽のことを考え演奏することが好きなので、
9月12日


ラフェット1ヶ月前!
ラフェット2026〜ヴォアクレール40周年記念演奏会 2026年10月4日(日)くにたち市民芸術小ホール(FSXホール) 15:30開演15:00開場 とうとう1ヶ月前となってしまいました! ヴォアクレールの生徒さんではない方のために、少しご説明しましょう たくさんの種類の音楽を、音楽教室生徒やプロ音楽家達の演奏によって楽しめるコンサートイベントです。 生徒さんやゲストのご家族やご友人はたくさんいらしてくださると思います。 そしてもちろん、普段ヴォアクレールのレッスンや講座に関わったことがない方、例えばポッドキャストやYouTubeの視聴者さま、そして郁先生のエッセイやこのブログの読者様も、大歓迎でお待ちしております。 いらしてくださったらぜひお声掛けください。お会いできることを楽しみにしております。 これまでのラフェットの副題は「ヴォアクレール演奏会」でした。 今回は特別に「ヴォアクレール40周年記念演奏会」です。 ヴォアクレールが開設されて40年(郁先生がプロの音楽家として活動を始めてから40年)。 とても重要な節目となる、大切な周年行事です
9月4日


国際大会ご報告♪
日本ジャック=ダルクローズ協会が主催するダルクローズリトミック国際大会2026が開催されました! 8月16日から8月20日まで、海外からの14名の素晴らしい講師の方々と日本のダルクローズを担うたくさんの先生方をお招きして、日本を中心に世界のいろいろな国から来てくださった約320名の受講者の方々と共に、会場を提供してくださった昭和音楽大学で濃い日々を過ごしました。 講師は皆さん、世界を舞台に活躍されている、リトミック界では著名な方ばかり。 私もスイスのジュネーヴをはじめいくつかの国で、そのレッスンを受けたことのある方にたくさんお会いできました。 受講者の方々は、リトミックを体験してみたい音楽家、リトミック指導のスキルを上げたい先生方、未来のリトミシャンの若い学生さん達といろいろな方が集いました。 受講者は10数クラスに分かれ、ダルクローズ音楽教育の三本柱であるリトミック、指導のための即興演奏、ダルクローズ・ソルフェージュの三つのレッスンを、講師の方々が同時にいくつもの教室を使って行いました。 その他に特別講座、研究発表、ワークショップといったスペシ
8月29日


ダルクローズリトミック国際大会2026
8月16日から8月20日まで日本で、ダルクローズリトミック国際大会2026が開催されます。 このブログは、開催前に予約投稿しています。 リトミックは、スイスの音楽教育家、作曲家のエミール・ジャック=ダルクローズという人によって1900年頃に考案されました。 リトミックとは、ダルクローズが作った言葉で、音楽を学ぶ方法の名前です。 音楽を表面的ではない、人間の体と心の深いところを使って感じて表現できるようになるための、学び方です。 スイスのジュネーヴにはダルクローズが作った学校があり、そこでは普段の教育課程とは別に、季節ごとに外部向けのイベントを開催していて、夏の講座は4年に一回だけ国際大会ということで世界中から集まります。 その参加者は主に、ダルクローズ・リトミックの研究者、指導者、またはそれらを目指している人々です。 日本では「子どものための教育」という固定観念をお持ちの方がとても多く、確かに子どもがリトミックという方法で音楽を学ぶとその効果は大人よりもずっと大きいですし、ダルクローズ自身も子ども向けリトミックにかなり重点を置いてはいます。...
8月19日


コンチェルトもできます!
音楽教室の、ピアノクラスも上級になってくると、「コンチェルトなんて、、、夢ですよね〜?」という恐る恐るといった感じの言葉を耳にします。 ピアノの世界に入っていって“ピアノ協奏曲(コンチェルト)”という素晴らしい分野を知り、自分もやってみたい!と思われるのでしょう。 オーケストラと一緒にピアノを弾くという、大規模な形態。 このピアノパートなら自分にも弾けるかも!と思える曲に出会っても、「発表会の舞台に、ましてや普段の練習に、オーケストラを呼べるわけがない」という現実を真面目に考えて、無縁のものだと思っていると思います。 ピアノが弦楽器ソロや管楽器ソロであっても同じです。 郁先生が毎年出演していたミサ曲演奏会。 ソリスト、合唱団、オーケストラ、という編成でした。 合唱やソロの歌パートが使っている楽譜をお見せしたことを思い出してください。 歌の楽譜の下にピアノの大譜表の伴奏譜が書いてありましたね。 あれはオーケストラ全体の演奏を、無理やり二段の大譜表に押し込んだものです。 あのようにオーケストラスコアをピアノ譜にしたものが、コンチェルトの場合も出版され
8月13日


ロマン派が生んだ自由
少し前になりますが、7月末にロマン派時代の音楽についての講座を行いました。 以前にもお話ししたとおり、この5月以来ずっと、毎月の講座は10月4日のラフェットのプログラムに沿った内容を続けています。 というわけで7月はロマン派音楽。 西洋音楽がとても大きな変化を遂げたこの時代に、何が起こって誰が活躍し、どんな音楽が生まれたのか。 興味深い話題が満載で、楽しい講座となりました。 講座の最後に大切なお話。 今の私たちがこのようにして音楽の歴史を俯瞰して楽しめるのは、このロマン派時代の音楽学者たちが研究を始めてくれたおかげなのです。 古典派時代までは、常にその時の「今」が一番優れていて、すなわち古いものの価値は低い、という考え方が、一般的には当たり前でした。 そんな中で作曲家たちは今で言うバロック時代の音楽の大きな進化に注目し、ハイドンもモーツァルトもベートーヴェンも皆、バッハを学んできました。 その考えがやっと、歴史を俯瞰して整理して捉えてゆく、という研究となって確立したのは、このロマン派時代です。 中世はあまりに混沌として史料も少なく、その改革として
8月7日


ワンポイント・ノート
スポーツのためのストレッチ 日々の健康のためのストレッチ 音楽の演奏の準備としてのストレッチ どれも少しずつ違うようです。 私が思うに、、 演奏の前のストレッチは、 演奏で不要な力が入りそうな箇所を、演奏中を想像して伸ばす。 伸ばした後、いきなりではなくゆっくり脱力する。 左右反対の動きをするときには、一旦真ん中で止まってから反対にいく。 下半身は支えを、上半身は広がりと柔らかさを強化するつもりで。 伸ばしている時に柔らかく呼吸し続ける。 どんな楽器でも歌でも共通だと思います。
7月29日


準備するか飛び込むか
皆さんラフェット2026に向けて日々練習を重ねています。 本当に楽しそうにがんばっていらして、私もレッスンのやりがいを感じています。 そんな中で、「練習と本番の心境の違い」ということを考えています。 練習というのは、いろいろなことを考えながら何度も同じところを弾く、歌う。 過ごす時間すべて、落ち着いて頭と体をフルに使って、常に少しでも新しい自分に変わってゆこうとする、そんな「準備」です。 そして進んできた頃に、レッスンで通し演奏を先生に聴かせる時が来たら、その段階での結果を観せることもある。 それに対して本番では、その時の自分が頭を空にして舞台に立って、どこまでのことができるか。 演奏中に何かを考えるということはありません。 表現の空間に、それまで進化してきた自分が、裸で飛び込むのです。 本番ではそうなるのだということを、一回だけの演奏なのだということを、しっかりと知っておいてほしいと思います。 練習と本番の心境は、同じ音楽に取り組んでいても、とても違うのです。 「舞台にいる自分」を、想像しながら過ごせるといいですね。 ーーーーーーーーーーーーー
7月23日


練習途中時期のレッスンでは
レッスンをしていて少し気になること、生徒さんに対してもよくお話しするアドバイス。 それは「練習途中の時期に受けるレッスンは、舞台ではない」ということです。 たまにこの時期のレッスンで。止まらないでインテンポで弾けることを目指す生徒さんがいます。 まだ出来るようになっていないことを「一時的に取り繕う」ということはまったく不要。 不要どころか害になります。 まだこれから教わることがたくさんある時期に、「なんとか表面上はカッコよく弾けたかも」は意味がありません。 ではレッスンではどうするのが一番良いのでしょうか。 宿題になっていたことや練習方法をしっかりやったかどうか、その成果を見てもらいます。 もしもかなり上達してきていて、止まらずに最後まで演奏することが宿題だったのなら、それをやって見せましょう。 ですがそうでないなら、通し演奏でなく部分的に、またはピアノならパート別にでもいいと思います。 「ここの部分を前回教わったようにこんなふうに練習しました」「この点について改善してきたので聴いてください」。 取り繕わず、今の自分をそのままに。...
7月16日


