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ダルクローズリトミック国際大会2026
8月16日から8月20日まで日本で、ダルクローズリトミック国際大会2026が開催されます。 このブログは、開催前に予約投稿しています。 リトミックは、スイスの音楽教育家、作曲家のエミール・ジャック=ダルクローズという人によって1900年頃に考案されました。 リトミックとは、ダルクローズが作った言葉で、音楽を学ぶ方法の名前です。 音楽を表面的ではない、人間の体と心の深いところを使って感じて表現できるようになるための、学び方です。 スイスのジュネーヴにはダルクローズが作った学校があり、そこでは普段の教育課程とは別に、季節ごとに外部向けのイベントを開催していて、夏の講座は4年に一回だけ国際大会ということで世界中から集まります。 その参加者は主に、ダルクローズ・リトミックの研究者、指導者、またはそれらを目指している人々です。 日本では「子どものための教育」という固定観念をお持ちの方がとても多く、確かに子どもがリトミックという方法で音楽を学ぶとその効果は大人よりもずっと大きいですし、ダルクローズ自身も子ども向けリトミックにかなり重点を置いてはいます。...
8月19日


コンチェルトもできます!
音楽教室の、ピアノクラスも上級になってくると、「コンチェルトなんて、、、夢ですよね〜?」という恐る恐るといった感じの言葉を耳にします。 ピアノの世界に入っていって“ピアノ協奏曲(コンチェルト)”という素晴らしい分野を知り、自分もやってみたい!と思われるのでしょう。 オーケストラと一緒にピアノを弾くという、大規模な形態。 このピアノパートなら自分にも弾けるかも!と思える曲に出会っても、「発表会の舞台に、ましてや普段の練習に、オーケストラを呼べるわけがない」という現実を真面目に考えて、無縁のものだと思っていると思います。 ピアノが弦楽器ソロや管楽器ソロであっても同じです。 郁先生が毎年出演していたミサ曲演奏会。 ソリスト、合唱団、オーケストラ、という編成でした。 合唱やソロの歌パートが使っている楽譜をお見せしたことを思い出してください。 歌の楽譜の下にピアノの大譜表の伴奏譜が書いてありましたね。 あれはオーケストラ全体の演奏を、無理やり二段の大譜表に押し込んだものです。 あのようにオーケストラスコアをピアノ譜にしたものが、コンチェルトの場合も出版され
8月13日


ロマン派が生んだ自由
少し前になりますが、7月末にロマン派時代の音楽についての講座を行いました。 以前にもお話ししたとおり、この5月以来ずっと、毎月の講座は10月4日のラフェットのプログラムに沿った内容を続けています。 というわけで7月はロマン派音楽。 西洋音楽がとても大きな変化を遂げたこの時代に、何が起こって誰が活躍し、どんな音楽が生まれたのか。 興味深い話題が満載で、楽しい講座となりました。 講座の最後に大切なお話。 今の私たちがこのようにして音楽の歴史を俯瞰して楽しめるのは、このロマン派時代の音楽学者たちが研究を始めてくれたおかげなのです。 古典派時代までは、常にその時の「今」が一番優れていて、すなわち古いものの価値は低い、という考え方が、一般的には当たり前でした。 そんな中で作曲家たちは今で言うバロック時代の音楽の大きな進化に注目し、ハイドンもモーツァルトもベートーヴェンも皆、バッハを学んできました。 その考えがやっと、歴史を俯瞰して整理して捉えてゆく、という研究となって確立したのは、このロマン派時代です。 中世はあまりに混沌として史料も少なく、その改革として
8月7日


ワンポイント・ノート
スポーツのためのストレッチ 日々の健康のためのストレッチ 音楽の演奏の準備としてのストレッチ どれも少しずつ違うようです。 私が思うに、、 演奏の前のストレッチは、 演奏で不要な力が入りそうな箇所を、演奏中を想像して伸ばす。 伸ばした後、いきなりではなくゆっくり脱力する。 左右反対の動きをするときには、一旦真ん中で止まってから反対にいく。 下半身は支えを、上半身は広がりと柔らかさを強化するつもりで。 伸ばしている時に柔らかく呼吸し続ける。 どんな楽器でも歌でも共通だと思います。
7月29日


準備するか飛び込むか
皆さんラフェット2026に向けて日々練習を重ねています。 本当に楽しそうにがんばっていらして、私もレッスンのやりがいを感じています。 そんな中で、「練習と本番の心境の違い」ということを考えています。 練習というのは、いろいろなことを考えながら何度も同じところを弾く、歌う。 過ごす時間すべて、落ち着いて頭と体をフルに使って、常に少しでも新しい自分に変わってゆこうとする、そんな「準備」です。 そして進んできた頃に、レッスンで通し演奏を先生に聴かせる時が来たら、その段階での結果を観せることもある。 それに対して本番では、その時の自分が頭を空にして舞台に立って、どこまでのことができるか。 演奏中に何かを考えるということはありません。 表現の空間に、それまで進化してきた自分が、裸で飛び込むのです。 本番ではそうなるのだということを、一回だけの演奏なのだということを、しっかりと知っておいてほしいと思います。 練習と本番の心境は、同じ音楽に取り組んでいても、とても違うのです。 「舞台にいる自分」を、想像しながら過ごせるといいですね。 ーーーーーーーーーーーーー
7月23日


練習途中時期のレッスンでは
レッスンをしていて少し気になること、生徒さんに対してもよくお話しするアドバイス。 それは「練習途中の時期に受けるレッスンは、舞台ではない」ということです。 たまにこの時期のレッスンで。止まらないでインテンポで弾けることを目指す生徒さんがいます。 まだ出来るようになっていないことを「一時的に取り繕う」ということはまったく不要。 不要どころか害になります。 まだこれから教わることがたくさんある時期に、「なんとか表面上はカッコよく弾けたかも」は意味がありません。 ではレッスンではどうするのが一番良いのでしょうか。 宿題になっていたことや練習方法をしっかりやったかどうか、その成果を見てもらいます。 もしもかなり上達してきていて、止まらずに最後まで演奏することが宿題だったのなら、それをやって見せましょう。 ですがそうでないなら、通し演奏でなく部分的に、またはピアノならパート別にでもいいと思います。 「ここの部分を前回教わったようにこんなふうに練習しました」「この点について改善してきたので聴いてください」。 取り繕わず、今の自分をそのままに。...
7月16日


フランス音楽とパリ
もう半月以上前になりますが、6月14日(日)に月一回のいつもの音楽講座を開催しました。 6月のタイトルは〈境界を超える音楽たち−近現代音楽の行方–〉。 この5月から秋の演奏会la fête 2026に向けた解説講座のシリーズが始まっています。 その一回目がプログラムの中のポピュラー音楽の部について、そして二回目のこの日が近現代音楽の部のお話でした。 お話しした項目は、 近代音楽と現代音楽の境目、 近代音楽のイズム、 現代の音楽生活と音楽教育、 近現代音楽のイメージ。 この最後の“イメージ”のお話で、二つの私の考えをお伝えした中のひとつ、 「一般には近代音楽というとフランス音楽と思われますね」ということ。 今のパリは芸術発信のメッカのひとつであり、訪れた人々はステキないろいろな芸術に触れることができます。 ですが、ロマン派音楽の時代のパリと、近代音楽の時代のパリは、それぞれ少し異なった“音楽の都”でした。 フランス革命が終わった後のロマン派音楽の時代には、混沌として未だ多くの混乱が渦巻いてはいましたが、自由な市民による「音楽家の個性を味わえる」音楽
7月9日


ワンポイント・ノート
レッスンでは 「何とか表面上はカッコよく演奏できたかも、、」 を目指してその場限りに一生懸命になるのではなく。。。 「今の自分」をそのまま聴いてもらう。 そして「注目するべき点」と「その部分の理想形」を示してもらう。 その理想形に近づくための必要な技術、練習方法、知識を教わる。 つまり、がんばらずその時のありのままの状態を見せることが、一番レッスンを受ける意味があるのです。
7月4日


ポピュラー音楽講座のご感想
少し前になりますが、5月24日の音楽講座、タイトルは 〈音楽の“今”はこうしてできた-ポピュラー音楽の系譜〉。 この5月から秋のla fête 2026に向けた解説が講座のテーマになるシリーズが始まり、その一回目がプログラムの中のポピュラー音楽の部についてです。 この秋の演奏会は、バロック音楽の部からスタートして、古典派音楽の部、ロマン派音楽の部と進み、ここで少し流れを中断してリトミックの部を入れ、次に順番は逆になりますがポピュラー音楽の部を先に演奏し、続いて最後に近現代音楽の部、というふうにプログラムを組んでいます。 オープニングではヘンデルの曲に乗ってご挨拶し、最後は現代の作曲家の作品を合唱して終わる。 一貫して音楽の時の流れを実感できるプログラムです。 その各部の時代は音楽の歴史の中でどんな時代だったのか、ということを分かりやすくお話しする講座。 これまでもやってきましたし、折に触れて、音楽の歴史を広く俯瞰して楽しんでいただけるよう、長年心がけてきました。 今年は特に、ラフェット本番まで毎月ひとつの部をというスケジュールになるよう計画してい
6月25日


何だって歌いますよ
また“音の華”コンサートからの話題です。 生徒さんの間で郁センセの歌のイメージが出来てしまっている? 今回初めてプログラムを作りました。 音の華はこれまでライブという考え方でやってきて、作ったことがありませんでした。 新たにコンサートサロンで開催するようになり、やはりライブではなくコンサートのイメージだということで、作ってみました。 プログラムと言っても、一枚の紙に曲目が書いてあるだけのものですが、これまでもあったような気がしたと言っていただけるくらい自然だったそうです。 開演前にそれを見ながら、今回はこんな曲やるんだねなどとお客様同士で話をして楽しかったと言っていただけて、今後も作ろうかなと思っています。 “音の華”コンサートは第一部も第2部も、ピアノソロのコーナーがあります。 どちらの部もいつも三〜四曲くらいずつ。 プログラムに歌の演目とピアノソロの演目の区別を、わざと書かないでおきました。 第一部のクラシックでは、どう見てもこれはピアノ曲、という曲名ですので、よく読めば分かります。 第2部では、ピアノソロ演目も元は歌の曲であることが多く、区
6月19日


