いいな!と思った曲
- 24 分前
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皆さんは、とっても大好きだと思えて、でも難しすぎて自分が弾くには無理かなと思ってしまう曲に出会ったらどうするでしょうか。
ヴォアクレールのピアノレッスンでは、そういうふうに思ってくださった曲を、積極的にレッスンの題材として取り上げます。
そのかたの演奏レベルが初心者や中級者で、その選んだ曲がとっても難しい上級者用の曲だったりしても、です。
やはり何よりもこの「大好き!」と心惹かれたお気持ちを、最優先します。
それは、初心者中級者のかたにテクニック難易度の高い曲を、とても長い期間かけて厳しく教えていくということではなく、
楽譜に書いてあるすべての音を鳴らすというのではない方法をご紹介するのです。
皆さんは音を出して演奏することを楽しむために、音楽教室のレッスンにいらしています。
元の曲どおりに完全な形で音を出すという、一般的に当たり前な正規の道筋。
音楽教室のあり方として、それ「だけ」が良いとは限りません。
いいな!と思った曲の楽譜を使ってどんなレッスンができるか、その時の自分よりも上のテクニックレベルの楽譜を見て、どんな楽しいレッスンができるか。
まずは特に編曲していない元の楽譜を手に入れていただきます。
人によってはこの「手に入れる方法」も、ご紹介してご自分でやってみていただき、それ自体を楽しんでくださる方もいます。
そして、その楽譜に書いてある音の中から、その人ならではの楽しみを見つける。
例えば、主旋律だけを弾いてみる。
メロディがとても美しく、メロディラインが弾けたら充分に幸せな気持ちになる、という曲があります。
その場合は、主旋律ではない部分の音が一緒に鳴っていないと、その曲が大好きな人の耳は、満足しません。
ですからレッスンでは、私が隣でそれらのパートを弾いたりしています。
そのメロディ一本だけを弾くのでも大変な思いをされるかたもいらっしゃるし、その大変な過程が楽しいと思ってくださる方もたくさんいらっしゃいます。
適切な指使いをお教えして、たった一本のメロディでも、指をどう使って、楽器の音をどんなふうに聴いて、どういうふうに音色を作っていくかという、深い音楽表現をレッスンします。
メロディだけに限らず、とっても魅力的だなと思える一場面やほんの一部分。
その部分だけをすべての音で完全に弾けるように、弾き方を教えて差し上げたりなど。
そんな変わったこともやります。
もっと変わったやり方では、その楽譜を見ながら聴いて、心惹かれる部分がどんなふうに書き表されているのかということを解説する。
「こう書いてあって、これはこういう意味で、だからこのピアニストはこういうふうに解釈して、こういうふうに音を出しているんですね」というような解説付きで聴く。
これもとても楽しんでいただけます。
というように、いろいろなレッスンの楽しみ方をしていただいています。
レッスン以外にも、生徒さんがグランドピアノで主旋律一本を、シンセサイザーやもう一台のピアノなどでそれ以外の音を先生が弾く、というスタイルでアンサンブル演奏として発表会の舞台に出ることもできます。
余談ですが、クラシックのピアノの名曲を初心者用に編曲した楽譜というのが売られています。
とても良質な編曲のものと、その真反対のものがありますので、皆さんご注意くださいね。
私は、大人の生徒さんの場合は、そのような初心者用に編曲された楽譜は使うことは、たまにはありますが少ないです。
元々の楽譜を見て、でもその全部の音を出すわけではない。
ですがプロの演奏の録音などを聴きながらレッスンしていて、聴こえてくる音は全部そこに書いてある。
そんな意味で元の楽譜を使うことを、私は良いと思っています。
ですから初心者の方でも上級者が弾くような難しい曲の楽譜を持っていたりします。
そういうこと自体を楽しんでくださいます。
初心者のかたは初心者用の、なんだか音符がとっても大きくて、少ししか音が書いていない楽譜しか使わせてもらえない、、という感じではなくて。。。
「音楽を楽しむ」わけですから。
人によっては、自分の弾く音だけが書いてある、とってもシンプルな楽譜の方が良いと思われる方もいらっしゃるので、そういう方にはもちろん、そういう楽譜を私が作ってあげたりもします。
ですがほとんどのかたが、難しい元の楽譜を手に入れて、それを見ながら簡単に弾くということを楽しんでくださっています。
いいな!と思った曲に出会ってしまって、それがとっても難しい曲だったら?
私はその好きだという気持ちを、曲との出会いの幸せを、一番大切にしたいと思います。






















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