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ア・カペラ!

Coro Lino (コーロ・リノ)というア・カペラのヴォーカルアンサンブルグループが、2000年に設立し今年は25周年。

11月2日(日)の記念コンサートに郁先生が出演します。



このコンサート開催を機にヴォアクレールでは、聴きに来てくださるたくさんの生徒さんのために、10月の週末音楽講座(CSM)は、〈ア・カペラ解説講座〜ハーモニーの源泉を探る〜〉ということになりました。

ア・カペラとは何か、聴き方と聴きどころ、体験も少しだけまじえてお伝えします。

そもそもなぜ声だけで演奏するのか、楽器が入る演奏と何が違うのか、古典と現代のア・カペラ作品の違い、楽器の演奏との音の味わい方の違い、などなど。

演奏会を聴いてくださる方には興味深い、Coro Linoの演目ひとつひとつについてもお話しします。

歌はもちろんのこと、音響ということに興味のある方にも、楽しんでいただけると思います。




今の時代の日本で「ア・カペラ」というと、ポップスの方の音楽だけをイメージする方が、特に若い世代にはとても多いでしょう。

私もそちらも大好きで、日本人だけでなく外国のアーティストさんも、幾つものグループのYouTubeチャンネルに登録しています。

自分でもポップスのアカペラグループの活動をやってみたいと思っているほど好きです。


ですが、このCoro Linoというグループは、完全にクラシック。

メンバーは皆、普段は普通の合唱団に入ってピアノ伴奏のある合唱曲を歌っていて、Coro Linoには「伴奏が無い合唱音楽」を歌うために来ているという人たちです。


クラシックのア・カペラというと、本来はルネサンス時代とバロック時代の作品を指すものですが、その後の時代にも作られていますし、特に現代の日本の合唱音楽作曲家の手によるものが流行り始めました。

私たちも、これらの多岐に渡るア・カペラ作品をいろいろと歌って楽しんでいます。




一人で歌う演奏と二人組三人組または大勢で歌う演奏の感覚がまったく異なるように、楽器の演奏による支えがあって歌う演奏と自分の、自分たちの声だけで歌う演奏は、とても大きく異なります。

特に、音程感覚と和声の響きの捉え方は、とても精密な力を求められます。

歌うことが好き、合唱が好き、という方は、一度は体験してみたいと思われるのではないでしょうか。

ご興味のある方は普通の歌との違いを、ぜひ一度どこかで機会を得て体験してみることをお勧めします。




女声アンサンブルCoro Lino(コーロ・リノ)

インサラータミスタ Vol.3ア・カペラコンサート

11月2日(日)

15:00 開演(14:30開場)

東京オペラシティBIFリサイタルホール

京王新線初台駅直結徒歩5分

指扉:倉岡典子


ルネサンス期のキリスト教音楽

小ミサ曲/Gabriel Fauré

無伴奏女声合唱のための『日本の四季』/塚田真理編曲(委嘱初演)

MOMENTI MUSICALI(楽興の時)/Giordano Fermi


全席自由 2,000円

ご観覧お申し込み先

・Coro Lino

・東京オペラシティ チケットセンター

03-5353-9999

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