練習途中時期のレッスンでは
- 7月16日
- 読了時間: 3分
レッスンをしていて少し気になること、生徒さんに対してもよくお話しするアドバイス。
それは「練習途中の時期に受けるレッスンは、舞台ではない」ということです。
たまにこの時期のレッスンで。止まらないでインテンポで弾けることを目指す生徒さんがいます。
まだ出来るようになっていないことを「一時的に取り繕う」ということはまったく不要。
不要どころか害になります。
まだこれから教わることがたくさんある時期に、「なんとか表面上はカッコよく弾けたかも」は意味がありません。
ではレッスンではどうするのが一番良いのでしょうか。
宿題になっていたことや練習方法をしっかりやったかどうか、その成果を見てもらいます。
もしもかなり上達してきていて、止まらずに最後まで演奏することが宿題だったのなら、それをやって見せましょう。
ですがそうでないなら、通し演奏でなく部分的に、またはピアノならパート別にでもいいと思います。
「ここの部分を前回教わったようにこんなふうに練習しました」「この点について改善してきたので聴いてください」。
取り繕わず、今の自分をそのままに。
通しでも部分でもまずは、「今何も考えずに弾いたらこうなる」という演奏を、たとえそれが未熟で不本意なものでも、何度も止まったりテンポが理想より遅かったりしても、聴いてもらう。
そして、その時期に自分が注目するべき部分、場面が「どこなのか」を教わる。
その部分が今の状態からどう変わると理想の演奏になるのか、今の自分はその理想と比べてどう違うのかを教わる。
目指す理想の状態に変化してゆくために今の自分に必要な技術、その練習方法、その技術に必要な知識を教わる。
理想を示されても練習方法を示されても、時には完全に理解できなかったり納得がいなかったりすることもありますが、とりあえずとにかく言われることを信じてほしいと思います。
先ほどから「今の自分」「その時期に」と言っていますが、上達するに従って、自分の演奏の中で注目すべき点や、教わる内容、やるべきことは変わってゆきます。
その意味で、今の自分が、スタートから舞台までの間のどこにいるのかを知っているということも大切です。
今回のお話は、もちろん楽器だけではなく歌にも、すべての音楽のレッスンに言えること。
始めたばかりの初心者のかたでも、大曲を演奏する上級者の方でも、音楽教室の趣味の生徒さんであればどんな方でも同じです。
では「演奏の理想形」とはどんなものなのか。
そのあたりについての考えを、YouTubeでお話ししたいと思います。






















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