フランス音楽とパリ
- 7月9日
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もう半月以上前になりますが、6月14日(日)に月一回のいつもの音楽講座を開催しました。
6月のタイトルは〈境界を超える音楽たち−近現代音楽の行方–〉。
この5月から秋の演奏会la fête 2026に向けた解説講座のシリーズが始まっています。
その一回目がプログラムの中のポピュラー音楽の部について、そして二回目のこの日が近現代音楽の部のお話でした。
お話しした項目は、
近代音楽と現代音楽の境目、
近代音楽のイズム、
現代の音楽生活と音楽教育、
近現代音楽のイメージ。
この最後の“イメージ”のお話で、二つの私の考えをお伝えした中のひとつ、
「一般には近代音楽というとフランス音楽と思われますね」ということ。
今のパリは芸術発信のメッカのひとつであり、訪れた人々はステキないろいろな芸術に触れることができます。
ですが、ロマン派音楽の時代のパリと、近代音楽の時代のパリは、それぞれ少し異なった“音楽の都”でした。
フランス革命が終わった後のロマン派音楽の時代には、混沌として未だ多くの混乱が渦巻いてはいましたが、自由な市民による「音楽家の個性を味わえる」音楽社会として、多くの外国人音楽家が集まり活躍しました。
その代表が、ショパン(ポーランド)とリスト(ハンガリー)の凄まじい人気だと思います。
その時代の土壌があったからこそ成り立つ近代音楽の時代には、フランス人音楽家にとっての世界的な活躍への入り口としてのパリとなり、外国人音楽家はもちろんパリでも活動しますが、自国での活躍、自国らしさを誇る活動へと変化してゆきます。
つまり、各国がそれぞれ注目される存在になってゆき、その中で特にパリが突出して、街をあげて後世に残る音楽家とその作品を花開かせるということなのです。
ですから、講座ではフランス近代音楽の音楽家はもちろんですが、そればかりではなく他の国の音楽家の名前もたくさん挙げました。
数々の音楽家のお話をし、フランス近代の代表であるドビュッシーとラヴェルの話題にももちろん触れ、次のコーナーへと繋げました。
この日はこの講座が終わったらその足で、受講者の皆さんとご一緒に、ピアニスト松岡直子さんのソロリサイタルを聴きに伺うというスケジュール。
私がそのリサイタルの解説文を書かせていただいたということもあり、たくさんの方が楽しみにされていましたので、ここで軽くリサイタルの内容と聴きどころをご紹介しました。
ラモー、ドビュッシー、ラヴェルというフランス尽くしのプログラムでしたのでこの講座にちょうど良かったのです。
講座の最後には、秋の演奏会ラフェット2026の近現代音楽の部で演奏される演目を一曲ずつご紹介して終わりました。
講座を聞かれたご感想として、興味深いご意見がいくつか出た中で、
「近現代というとただフランス音楽のことだけを考えていました。こんなに広く奥行きのある分野だったとは。。」
というものがあり、この講座をした成果を感じられ良かったです。
この〈境界を超える音楽たち−近現代音楽の行方–〉講座について、その内容を今週日曜日のYouTube『音楽のひとしずく』で語っています。






















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