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印象に残った曲は?

皆さんお客さんとしてコンサートに行った時に、どんなところに注目しますか。

音、言葉、表現、雰囲気、演出、衣装、いろいろ含めて、どんな点に感動するか、どんな見方をするか、その味わい方は皆さん違うと思います。


“音の華”コンサートが終わってもう一週間以上経ちましたが、聴いてくださったお客様からご感想が次々と送られてきます。


「ずっと以前から大好きだった曲がプログラムの中にあって、それが聴けてとても嬉しかったです」


また反対に

「原曲を知っていますが、その原曲と今回の歌は全然違う。違う曲かと思ってしまったくらい、表現も声も全然違う。何を思って歌っているのか、伝わってくるものが全然違う演奏で、実はそれがとても良かった。

原曲にはほとんど興味が持てず、そんなに良いと思っていなかったのに、このコンサートで聴いたら、とても良い曲なんだと思いました」

こんなご感想もいただけて、とても嬉しかったですね。

原曲とまったく違う解釈で、まったく違う歌い方をするという曲が何曲かあったので、そのことだと思います。


もちろん逆に原曲自体、原曲を歌っている歌手の魅力、音楽のそのものの魅力がとても素敵だと思って選んだ曲は、原曲をイメージさせるような歌い方をしている曲もありました。

ですが、私なりにとても変えて歌った曲、作品としてのその曲が好きだから、私が演奏するならこうなるという感じで演奏した曲が、結局全然原曲と違ったのかもしれません。




お客様が注目してくださって、特に感想を言いたくなってしまう曲というのは、やはりご自分に関係のある曲ですね。

例えば、オペラの声楽を習ってくださってる生徒さんは、声は素晴らしい方で演技にいつも苦労しています。

私が今回のコンサートで、しっかり演技したというわけではありませんが、演技「的」な表現をした曲が一つあって、ミュージカルの歌でした。

その表現を観てが、こういうふうにやればいいのかと思いました、というご感想。


例えば弾き語りばかり習っている生徒さん。

私は音の華では必ず一曲だけ弾き語りをするのですが、今回のその曲がやはり一番印象に残りましたとおっしゃっていました。




そして、音楽に普段あまり関わっていない人が来てくださった、そのご感想は、自分がよく知っている曲がプログラムの中にあった、それが一番良かったとやはりおっしゃいました。

たくさんの方がご存知の曲をプログラムの中に入れるというのは、やはり大切なことなんだと思いました。




私は歌詞の内容をとても研究して、それがどうしたら伝わるかということ、その内容を私がどう思って歌っているのかということが、どうしたら伝わるかということを最重要に考えます。

そうするとその歌詞の内容が伝わった時にその内容が、お客様ご自身の生活や人生や考えなどとリンクしている内容の場合に、とても感動したと言ってくださる。

これはとても嬉しいです。

私の演奏で、歌詞の内容が深く伝わったということですから。




そしてもうひとつ嬉しかったのは、私が自分のコンサートの特徴だと思っている「曲によって声が全然違う」別人のように変わるという点に注目してくれた感想。


それからもうひとつの特徴である「曲間の語り」が良かった。それが郁子さんのコンサートの特徴だよねと言ってくださったご感想もとても嬉しかったです。

話が長いなとは感じなかった、ということが伝わってきました。

家に帰ってからその曲についてちょっと調べちゃいました、なんて言われるととても嬉しいですよね。




たくさんのご感想をいただいて、コンサートで印象に残る曲というのはどういう曲だろう、どういう演奏なんだろうと、参考になりました。


 

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