レッスン動画で練習
ヴォアクレールでは昔から、レッスンでの動画撮影が特別なことではありません。
その時々のいろいろな目的で、演奏している姿を撮ります。
昔からといっても、携帯電話で動画撮影ができるのが当たり前になってきた頃からの話です。
郁先生はそういうことがとても好きだし得意でもあり、かと言って立派なビデオカメラを持ち歩くという趣味ではなく、携帯電話がスマホになり今では小さなアクションカメラを、レッスングッズのひとつとしていつも持ち歩いています。
演奏している姿を人から観られるということは、自分の演奏力を高める方法として、実はとても良いものなのです。
そのことについて、近いうちにYouTubeポッドキャスト『音楽のひとしずく』でお話しする予定です。
いろいろある撮影の目的の中に、アンサンブル演奏の練習で使う、ということがあります。
アンサンブル演奏のメンバーが、全員集まってレッスンを受けるということができない時に、その曲の一人ずつのレッスンや何人か欠けた状態で集まっているレッスンの録画。
それぞれの自宅での自主練習で、それを観ながら自分のパートを演奏してみる。
これがとても良い練習効果を発揮します。
それに「自分だけではなくみんなが、一緒に演奏する時を楽しみに、互いのことを思いながら練習しているんだ」と思うことは、集まってみんなで練習することの次に、連帯感や信頼感を持つことにつながります。
本来のお役目である演奏内容の指導の他に、カメラを持ち歩いて、撮るために励まして盛り上げて、撮ったらそれを送れる状態にして、何かの形で送信する。
毎日のように続けるのはとても大変ですが、指導者としてやるべきことだと思うので、がんばっています。
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