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お話の台本

  • 6月5日
  • 読了時間: 4分

6月14日(日)に、松岡直子ピアノリサイタルが開催されます。

普段から仲良くさせていただいているピアニストで、とても素晴らしいキャリアをお持ちの、いろいろなところで認められている実力派。

歌い手や他のピアニストとの共演などいろいろなスタイルのコンサートを行っていて、このようなソロリサイタルもほぼ毎年開催しています。


松岡さんは素晴らしい演奏家なだけでなく研究者でもいらして、プログラムノートと言われる、その会で演奏される作品や作曲家についての解説文にもこだわっています。

そのソロリサイタルでのプログラムノートを、昨年と今年、私が担当させていただきました。

音楽をお教えすること、演奏することの次に大好きな、「音楽について書く、話す」というお仕事。

張り切ってがんばって書きました。

昨年はとてもご好評いただいて嬉しかったです。

今年はどうでしょうか。



プログラムノートやCDのライナーノーツのような「音楽についての解説文」は、もちろん書く人によって手順も書き方もいろいろです。

解説者皆さんそれぞれに個性的な作業工程があるでしょう。


私の場合はどのようにして書くのか。

普段はあまりお見せすることのない制作の過程を、今週末のnoteの記事で最初から最後までたどってみました。




このような音楽についての文章を書くということは本当に好きでとても楽しいですが、もうひとつ、音楽についてのお話をすることも大好きです。


いろいろな類の音楽イベントの中で、大勢の人に向かってお話をするという機会も私にはとても多いです。


例えば、音の華コンサートでは、歌の曲間のMCは全部私がやります。

毎年のクリスマスライブでは、司会進行、クリスマスソングレクチャー、自分の演奏の曲紹介、などたくさんお話します。

秋のラフェットという演奏会では、曲目と演奏者を正確にアナウンスするという役はアナウンサーの方をお願いしていますが、曲間で生徒さんやゲストなどの出演者が入れ替わるタイミングを、短いお話で繋ぎます

毎月開催している講座も所属している楽器ブランドの講師のためのセミナーも、たくさんお話します。


とにかくお話しする機会がとても多い。

人前でお話するということはまったく苦ではなくむしろ好きな方です。


大勢の人の前でお話しする時には、ある程度の台本を作ります。

配信の類では、火曜と金曜のPodcastでは話す内容だけ決めて台本は書きませんが、YouTubeでの『音楽のひとしずく』では書いてからお話ししています。


お話しする際の台本というのは、ほとんどの場合はある程度は作るべきだと思います。

途中で話が脱線してしまったり、混乱してしまったり、とても長くなってしまったり、話そうと思っていたことを忘れて頭が真っ白になってしまったり。

また、話題は分かっていても固有名詞が出てこなくなってしまったり。

大勢の人の前でそういうふうになってしまうのはとても良くないですね。


ただ、読み方には工夫したいです。

あまりにも書いたものを読んでいますという感じになるのは、印象が良くないことが多い。

そのように読まなければならないのは、音楽イベントでいうと例えばコンサートでの影アナウンスなどでしょうか。

人の顔を見て魅力的にお話するべき時には、あたかも台本などないかのように、柔らかく、お客様のお顔を見て語りかける雰囲気を作ることが望ましいでしょう。


例えば音の華コンサートでは、こんなふうに話されたら気持ちいいだろうなと思えるものを作り、本番ではそれを視界の片隅に入れるだけにして、一言一句そのとおりに読むということはしません。


講座などでしたら、話すべきことを箇条書きにします。

話し忘れる項目があったり、固有名詞が出てこなくなったり、例えば昔の話をする時の年号の数字を間違えたり、そのようなことがないように。

箇条書きでのメモはしっかり作っておいてお話しします。




私の性分としてついお話や文章が長くなるということがあります。

いかに短い文章で本当に言いたいことをきちんと伝えられるかということも、話す人書く人にとって大切な能力。

長ければ良いというものでは決してありません。

最近の音の華のMC原稿は、私にしてはとても短くまとめてあります。

プログラムノートも、これ以上は削るところがないというほど、私にしては短くまとめました。


今年も読んでいただいた方からのご感想を楽しみにしています。


 
 
 

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