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どんな顔で歌う?

  • 4 日前
  • 読了時間: 5分

いよいよ“音の華”コンサートの日が近づいてきました。

リハーサルの日も決まって、出演者一同とても盛り上がっています。

音の華のホームページとSNSでも宣伝だけではなく、本番に向けて何かやってみたいと考えています。

ヴォアクレールや郁先生個人でも、“音の華”コンサートをベースにした、そこから出てきた音楽の話題を取り上げてゆこうと思いました。


今回もたくさんの歌を歌います。

音の華だけではなく皆さんのレッスン曲も、練習では毎回、本番の舞台やレッスンの中で歌っているのと同じように心を込めて歌います。


音楽は音、つまり歌では声が何を伝えられるかで決まりますが、もうひとつとても大切な要素は演奏者の顔つきや態度から何が伝わるかということだと思うのです。

こんな話を、表現というのはどういうことなのかということを、少し前に書きました。

歌は特に、どんな態度でどんな顔で歌うかということが、とても大切です。

わざと作っている演技の顔ではなく、自然となってしまう表情が、その音楽の内容を表しているものであるはずなのです。

例えば歌詞の内容について、その表している世界が歌い手の目には幻で見えていたら、その場所にいるかのように思えたら、相応しい外見にならないではいられません。



声の音色や言葉の言い方で伝えようとしているものが、そのまま表情や態度に出るということは、私にとっては実は当たり前のことで、そういうふうにならない歌唱などというものはありえないと思っているのです。

このことについては、音楽指導者は責任を持って子ども達に教えるべきだと思っています。

子どもの時代に歌とはそういうものだと教わった人と、そうでない人には、大きな違いがあると思います。


ずっと以前に生徒さんが、話してくださいました。

その方の娘さんも私にそういうレッスンを受けていて、その娘さんが学校の合唱の授業で先生からそのことを言われた時のこと。

「ここの部分の歌詞はこういうことを表してるから、だからそんなつまらなそうな顔してたらおかしいんじゃない?」

「ここはこんなに悲しい思いを表してるんだから、笑顔は違うでしょ?」

指導者としては当たり前のことを言っただけでしたでしょう。

そこで他の生徒たちがみんな「そうか、なるほどね」という反応を示したことが、意外だったそうです。

私の生徒だった彼女は「何言ってるの?みんな。それって音楽の基本じゃないの?なんで今頃先生にそんなこと教わってるの?歌を歌うって基本そういうことでしょ?」

と思ってくれた。

このエピソードはとても嬉しかったです。

私から教わったことが、音楽をするということの基本になっている。

その生徒さん親子は、「そうか。それが当たり前だと思っていない人たちがいっぱいいるんだね。ヴォアクレールの生徒である自分たちにとっては当たり前だけどね」と言ってくださいました。



その後日談もあります。

テレビ番組で、音楽の先生が指揮者として学生さんたちの合唱に対してそのような指導をする。

「この歌詞はこういう意味だから、こういうふうに思っていればこんな態度に、こういう表情になるでしょう?ですからこういう声を出すべきじゃないですか。」

“解釈に基づいた表現”ということですが、その中でもとても当たり前な基本的なこと。

「悲しいことを言っているのですから、笑顔はやめましょう」

「幸せな明るい希望を歌っているのですから、無表情ではおかしいですね」」

というレベルのことを、テレビ番組で言っている。

その指導場面を見ているタレントさんやコメンテーターの方々が「なるほどね」などと言っている、そういう番組がテレビ番組として成立してしまう。

それが本当に変だよね、と生徒さんたちが言っていました。

私は生徒さんたちがそういうふうに感じてくださることがとても嬉しかったです。



もちろん表現は外見だけの問題ではありません。

その音楽をどんな気持ちで、どんな声を使って、どんなふうに聴いている人に伝えるか、どういうふうに心を動かすかということを真剣に考えていれば、当然の結果として顔つきや態度がその内容に合ったものになるでしょうということです。




というわけで、“音の華”コンサートでは、私が当たり前だと思っているその表現を、どれくらいそれを表せるかを思って練習しています。

今回も一曲ずつとても異なる世界を表しているので、どういうふうに感じてくださるのか、何が伝わるのかということが楽しみです。



その中の一曲、日本人なら誰でも知っている名曲の、不思議な歌詞について、私のオリジナルの解釈をnoteとアメーバブログに書きました。

皆様にぜひ読んでいただきたい内容です。

そしてぜひご感想をください。お待ちしています。

YouTube『音楽のひとしずく』でもお話しする予定です。



“音の華”コンサート

〜爽やかな光の中、音の翼に乗って

内藤郁子(歌)、村西則美(ピアノ)

小松﨑茜(コーラス)

2026年5月31日(日)

14:00開演(13:30開場)

自由が丘オペラハウス

全席自由3,500円(ご予約優先)


詳細とご予約はホームページ、メール、出演者直接のいずれかで

音の華ホームページ

音の華メール


会場:自由が丘オペラハウス

(Google Mapではこの会場名で検索できます)

東急東横線・東急大井町線 「自由が丘」駅下車

正面口、北口より徒歩4分


ご予約無しのご来場も大歓迎いたします。

皆様のお越しをお待ちしております。



 
 
 

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