共に奏でる喜び 〜ドゥダメルに共感
- Naito Ikuko

- 7月25日
- 読了時間: 2分
河口湖ステラシアターでのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による“ヴァルトビューネ”という演奏会を聴きました。
そこからの話題が今週も続きます。
初めて目の前で観たドゥダメルは、どの曲でも必ず、終わったら満場の拍手の中でまず楽団員の中に入ってゆき、楽団員の一員のような様子で本当に嬉しそうな笑顔で、皆と一緒に語らいながらその拍手を受けていました。
その姿と充実感あふれる笑顔から、いろいろなことを考えさせられました
ドゥダメルにとって音楽を演奏するとはどういうことなのか。
ベルリンフィルという世界一のオーケストラから絶大な信頼を受けて、その人たちと共に自分が思う音楽を奏でている喜び
遥か日本の、少し特殊なステージで、満場の熱い観客に愛されている実感。
私は生徒さんの晴れ舞台である二年に一度の秋の演奏会のフィナーレで、生徒さんが全員で歌う友人の合唱作品を指揮した後に、必ず舞台の生徒さんの中に入って行って生徒さんたちと一緒に拍手をいただきます。
「私の指揮する」ではなく「私たちの演奏する」この曲を聴いていただいてありがとうございます、という気持ち。
おこがまし過ぎるとは思いながらも、ドゥダメルの心情に「共通なもの」を感じて、なんだかとても嬉しくなってしまいました。






















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