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音楽用語を講座タイトルに

5/11(日)に週末音楽講座CSM“ポリフォニー・アンサンブルを楽しもう!”を開催しました。

この音楽講座はイベントの無い月に毎月一回日曜日の午前中に行っています。

今回は皆さんでアンサンブル演奏を楽しんでいただきました。



今回このタイトルをつけるのに、とても苦労しました。

いくつかのメロディを同時に演奏することを表すこの「ポリフォニー」という言葉を、タイトルに入れた場合、申し込む方が受講しようという気になるのか。


歴史的な意味が中心だとはいえ、簡単に言えばただ「複数の旋律を同時に演奏する音楽」という意味。

その旋律ひとつひとつが小さな子どもやまったくの初心者でもすぐに演奏できるとても簡単な曲から、ルネサンスやバロックや近代のとても長くてむずかしい作品まで、いろいろあります。

今回はもちろん前者です。


苦肉の策で、少々子ども扱いをしているような言葉でしたが、「ポリフォニーアンサンブルを楽しもう!」というタイトルになりました。

ホームページ上で募集しますがそのページの説明欄に、気楽さを表すために「二小節のメロディーを二分練習すれば、、」という感じのことも書きました。

今回は本当にネーミングに苦労しました。



ポリフォニーという言葉は、聞き慣れない専門用語で難しげに思えるというだけで、実は簡単な言葉です。

今回は講義ではなくて、とにかく実践、とにかく演奏というふうに進めたかったので、お話を聞く時間をほとんど取りませんでした。

ですが本当はポリフォニーという言葉の意味をもう少し話した方が良かったかなと今になって思います。


モノフォニーはグレゴリオ聖歌や伝承民謡など単旋律の音楽、ポリフォニーは、旋律が二本以上の旋律が同時に演奏されるという音楽、

これが主流だった時代は主にルネサンス、バロックの前期もそうです。

その後に和音、和声という考え方が明確になってきて、そして今はもうほとんどの音楽がホモフォニーというものです。

一本、または二本程度の旋律があり、それ以外のパートはたくさんの楽器がいろいろな演奏をしていてそれは旋律ではない、という音楽。

今、世の中で一般的に聴かれている音楽は90%がホモフォニー、ポピュラー音楽もほとんど全部そうです。



こんなふうに考えると、実はとっても簡単。

今は積極的にポリフォニーで作曲する人は少ないですが、自分の音楽力を高めるために簡単なポリフォニー音楽の演奏を体験しておくということは、とても楽しく効果があるもです。

体験しておいて、気軽に楽しめるものとして受け止めておきましょうという意味で、今回は何人かで楽しく遊ぶ、ゲーム感覚で演奏してみるという講座にしました。


詳しい講座内容をAmebaブログの方に書きましたので、お読みいただけたら嬉しいです。



 
 
 

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