レッスンでの録画
いよいよラフェット2022が近づいてきて、ソロピアノや二台ピアノの演目の最近のレッスンでは毎回、レッスン初めの最初の通し演奏を録画しています。
その日か数日中にはご本人に送るようにしているので、皆さん自分チェックに役立てているようです。
なぜレッスンを受けた後で良くなった最後の演奏ではなく、レッスン初めの演奏を撮るのか。
それは、本番を想定しての演奏をしてもらうためです。
本番は一度きり。舞台に出て行ってからは、一発勝負ですから。
ソロ演目の最後の練習は、当日の朝、家を出る直前の演奏になるでしょう。
ラフェットはなにしろ演目数が多いので、当日の本番数時間前に舞台上でサウンドチェック演奏が出来るのは、アンサンブル演目だけなのです。
このレッスン初めの録画では、もしもミスをしてしまったら?という練習でもあります。
ミスしたり音を忘れたり一瞬止まったりを、どうやって乗り越えていくか。
カメラというお客さんの観ている前で、練習します。
「もしも明日が本番だったら」「今の私のありのままのレベル」「前回のレッスンから練習してきた成果を凝縮する」という気持ちで、演奏してくれています。
ヴォアクレールでは普段から、生徒さんのスマホやレコーダーで、レッスン全体を録音することをオススメしています。
私のアドバイスでメモしそびれたことを思い出せるし、どんな演奏に対してどんなアドバイスをもらったのかがよく分かるから。
「ああ!先生がこう言ったのは、こう弾いたからか!」
弾いたり歌ったりしている最中に、リアルタイムで自分の演奏を評価できる人はほとんどいないです。
だから、そのアドバイスをもらう元になった演奏はどうだったのか?をあとから知ると、「なるほど〜!」となるわけです。
うまく弾けなかった、歌えなかったものや、辛口で叱られちゃった時の録音は、早送りするみたいですけどね(笑笑)
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