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モーツァルトの祈りを聴く前に

〈モーツァルトの祈りを聴く前に〜レクイエムとその周辺を味わうひととき〜〉

というタイトルの講座を開きました。


9月28日(日)に行われるモーツァルトのレクイエム演奏会のための講座です。



郁先生の声楽の師匠ご夫妻が主宰する大きな合唱団体は、“モーツァルトミサ曲全曲連続演奏会”を20年近く続けてきました。

それも昨年2024年で終わり、今年2025年からは会場を東京オペラシティ リサイタルホールから八王子J:COMホールへと移して、新たな演奏会企画をスタートします。

その第一弾が、ミサ曲演奏会からの流れを汲んで、このモーツァルトのレクイエム演奏会です。



これまで毎年のように、私も出演するこのモーツァルト演奏会について話題にしてきました。

そしてそのたびに舞台一週間前から一ヶ月前くらいの時期に行ってきたこの講座についてもご報告してきました。

演奏会自体は師匠の指揮するたくさんの合唱団が大きなひとつの団体となって行なう、大規模な企画で、私はその大合唱団の一員として歌います。

この講座はその大きな演奏会企画とは関係なく、郁先生個人が聴きにきてくださるヴォアクレール生徒さんや友人たちのために行なっているものです。




今回の講座は、レクイエムと普通のミサ曲との違いという点を中心にお話ししました。


〈モーツァルトの祈りを聴く前に〜レクイエムとその周辺を味わうひととき〜〉

1.モーツァルトについての基本知識


2.モーツァルトってどんな人?(1に加えて更に知っておくとよい詳細)

小さな天才エピソード

お父さんの存在

人生のザルツブルグ時代とウィーン時代

作品の種類と数の一覧


3.モーツァルトを考える(郁先生が演奏していて思うこと)

その存在を現実感を持ってとらえるには

興味はヒット曲から全曲へ広がる

師匠のレッスンを受けて整う感覚

人間に作用するから世に残る作品となる

「楽譜に書いていないこと」の典型の音楽


4.レクイエム

ミサとは

ミサ曲とは

レクイエムとは

作曲と演奏の目的

組曲の構成

三大レクイエムの紹介

モーツァルトのレクイエムの構成

一曲ずつ構成の特徴と聴きどころを紹介

歌詞の内容を一曲ずつ日本語で


5.演奏会プログラム

今回の演奏会のプログラムを紹介

出演者の紹介




もちろん一番時間をかけたのは、モーツァルトのレクイエムを一曲ずつ構成の特徴と聴きどころを紹介した部分です。


12ページにも及ぶしっかりしたレジュメを作ってお配りしたので、皆さん一生懸命メモを取っていました。

終了後には、予習として相応しい良い演奏のYouTube動画のURLを、受講者全員に送りました。


これで皆さん、今週末は充分に楽しんでいただけると思います。

毎年いただくご感想は、「演奏会を深くまで楽しむことができた」「長くて難しげなクラシックコンサートなのに、全然眠くならずにワクワクして聴けた」「事前にいろいろ知っていると聴き方が違う」「音楽自体だけでなく演奏者についても事前に聞いておけるのは楽しい」などなど。

いつも、やってよかったなと思います。



実はこの講座をすることによって一番お得なのは私自身。

とっても勉強になるし、演奏のモチベーションにもつながるのです。

皆さん、講座開催を希望してくださって、本当にありがとうございます。

ree

 
 
 

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