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“音の華”コンサートご報告

ヴォアクレール郁先生の歌と村西則美さんのピアノによる“音の華”コンサートが、6月4日(日)に開催されました。

たくさんの生徒さんのご来場、ありがとうございました。


“音の華”結成のきっかけは、シニアクラスの生徒さんたちから「聴きたい」とのお声をたくさんいただいたことでした。

ですから毎回、選曲の時も演出を考える時も練習している時も、いつも生徒の皆さんのことを考えます。

レッスンでお教えしていることを目の前で実行してみせる、ということが、ひとつの基準点となっています。


生徒さんたちには、コンサート中は無心に何も考えずに楽しんでいただきたいです。

ですが、一応聴きどころといえることを、今回初めて事前にお伝えしてみようと、最近のこのホームページブログ、YouTube『音楽のひとしずく』、ポッドキャストなどでいくつか話題にしたりもしていました。


まず、第一部クラシックでの、日本語の歌詞について。

外国の曲の日本語訳詞というものが、どんなに素晴らしい芸術なのかを、何度かお話ししてきました。

有名な詩人による訳詞をいつもお聴きいただいて、今回は津川主一さんの訳詞によるメンデルスゾーン『歌のつばさ』と野上彰さんの訳詞によるスメタナ『モルダウの流れ』。

あと三曲では、今回初めての新しい試みにチャレンジしました。

シューベルト『海の静けさ』で、日本語の歌詞がどうしても良いものが見つからず、ゲーテの原詩を高橋健二さんが日本語の文学としての詩にしたものを、朗読ふうにメロディの音に乗せていくという新しい手法を用いてみました。

そして、シューベルト『水の上で歌う』で、なんと郁先生自身による初のオリジナル訳詞、渾身の力作を披露。

もとは歌ではなくピアノソロ作品であるグラナドス『旋律的なワルツ』に、郁先生が自作の歌詞をつけたものも歌いました。

この二つの詞は、毎週土曜日に投稿しているnoteというサイトに、全文を出してみたいと思っています。


そして、コロナ中にスタートした音の華が、今回初めて念願の“お客様とご一緒に歌う”を実現。

皆さんが大好きなヴォアクレールの定番曲『逢えてよかったね』にしました。

シニアクラスでは毎月歌っていますが、個人レッスンの方々は最近はあまり歌っていなかった曲なので、皆さん懐かしかったと思います。

その他にもちろん『地球のうえに』は定番です。


そして、第二部ポピュラーミュージックでは、弾き語りが一曲だけありました。

最近レッスンで弾き語りの希望も多く出ていたので、ふだんお教えしていることがどういうことなのかを実演してみたという感じです。


全体の詳しいセットリストを写真と共に、郁先生のAmebaブログや“音の華”のFacebookとInstagramに出したいと思っています。

そちらもご覧いただけると嬉しいです。



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