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四年振りのパリとジュネーヴ

皆さま、どんな夏をお過ごしですか。

このホームページブログは7月5日以来と、空いてしまいました。


ヴォアクレールの郁先生は、7月後半にジュネーヴで開催されたリトミックの国際大会に参加してきました。

6月の半ば頃にこのブログで詳しくお話したイベントです。

その少し前からパリに行って四日間ほど過ごし、久しぶりのお休みを満喫しました。


音楽家にとって、ヨーロッパで過ごすという時間は必要不可欠なものです。

クラシック音楽はヨーロッパで始まり世界へと広がったものですし、日本の伝統音楽が専門の人や視野の広い音楽家は、世界の各民族の歴史的民族音楽を体験したくなります。

ロックを極めるにはイギリス、ジャズならアメリカに行きたいでしょう。

ポップスを作ったり演奏したりする人々はどの国のどの人の演奏が世界各地でどんなふうに受け止められているのかを知りたくなるはず。


そういう意味では、郁先生はまだヨーロッパの一番大切な一部分しか、体験がありません。

でも、どんなに間遠でも短期でも、定期的に他国で過ごすということは、音楽家としての資質のレベルをキープするために必要です。

実体験の裏打ちのない音楽をいくらがんばって演奏しても指導しても、本当のところが伝えられるとは思えません。


でも、家族環境、金銭面、時間を得られるか、いろいろな点で、その考えを実行に移せる人ばかりではないので、とてもありがたく幸せなことだと思っています。

今回の体験によって、生徒の皆さんへの指導がまた少し深みが増すよう、大切にしたい時間でした。


8月の後半にはヴォアクレールの週末講座、リトミックの研究会による夏期講座、児童合唱団のイベントでのワークショップと続き、9月には数年ぶりの合唱の大きな演奏会があります。

皆さまどうぞお楽しみください!


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