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ラララの魔法、Ahで語る心

歌の作品の中で、歌詞の一部としての「La La La」や「Ah〜」で歌う場面について。

この“ヴォカリーズ”で歌うことに関しては、いろいろな角度から思うことがあります。


歌の中で「La La La」などで歌うのは、「心の状態を、言葉を使わずに音で表す」ということなのではないかと、私は思います。

はっきり言葉や文章にしてしまうとニュアンスが変わってしまうこともある“心情”というもの。

音でしか表し得ないものを声にする。

例えば言葉や文章を使った歌詞の前や途中や最後に、「Ah-」という声のメロディがあるのなら、それはその前後の歌詞で描かれている心情をさらに強く表す“音”なのだと思うのです。


具体的に作品を挙げての体験談を三つ、アメーバブログに書きました。

竹内まりやさん『歌を贈ろう』で、「心が共鳴している」。

同じくまりやさんの作品で最後に「La La La」で歌う場面がある曲がたくさんあります。

ここにこめられた二つの意味。

『初恋』という日本歌曲(作詩は石川啄木、作曲は越谷達之助)の第二節にある「あぁ、、あぁ、、」とだけ繰り返す場面の大きな心の高揚。

ご興味のある方はぜひお読みいただけると嬉しいです。


歌う日々の中で、詩とそれが伝える音の波をいつも思っていますが、私は歌詞のないヴォカリーズの場面が大好き。

もちろん歌詞自体への研究と解釈は、普段から人一倍やっているつもりですので、私にとってはその中の一部としてのヴォカリーズです。


 
 
 

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