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本番間近!

ラフェット当日が近づいて来ました。


11月17日(日)にアンサンブルレッスン最終回が終わりました。

ほぼ全員参加でした。


ソロや少人数アンサンブル演目はコンスタントにずっと密度の濃いレッスンを受けていますので、皆さんそんなに心配してはいないと思います。

ですが大勢での演目は、ひとりで練習していても、なかなか自分がどこまでできてるのかよく分からない。

集まって演奏してみて、初めて分かることがたくさんあります。

合唱などはもちろん集まってみないとまったく分からないものなので、良い練習ができました。


合唱ではないけれど皆さんで一緒に歌う曲がいくつかあります。

そういう演目も、自分の歌っている時の姿や表情や声の出し方など、みんなの中に溶け込めているかを確かめたくなります。

全員が一糸乱れずという感じは私は好きではありません。

歌っている時の体の動きとか表情とか、そういうものがそれぞれ個性的で、気楽に自分のやりたいようにしているという方が、どちらかというと良いと私は思っています。

ですが変なふうに目立つことも生徒さんはお嫌でしょう。


合奏やバンドなどの器楽の演目も、舞台で使う楽器をお借りする私の勤め先の学校のスタジオでのアンサンブルレッスンでしたので、本番と同じ楽器を使って出来ました。

呼吸の合わせ方や本番での位置関係なども大切ですね。

アンサンブルレッスンではほぼ本番どおりの感じに並べることができる大きなお部屋を借りるので、そういうことも確認できました。


というわけで、とても盛り上がったアンサンブルレッスン、とうとう最終回が終わりました。



そして今、プログラムの最終稿がほぼ完成。

たくさんの作曲家の名前が並んでいるのを見ると、壮観です。

ひとりひとりの音楽家、作曲家について、その作品や作風、人物をあらためて研究して勉強して、その人数を考えると、本当に興味深い演奏会だと思います。

皆さんの選ぶ作曲家が重ならないように、その方の今年の状況や好みを考えてオススメしています。


とっても有名な誰もが名前を知っている作曲家もいれば、こんな人もいたのねというようなな感じの名前もあります。

好みとしても、例えばバロック時代に詳しい人なら知っているけれど、そうではない人にとっては初めてという事もあります。

近代の音楽に詳しい人なら知っているけれど、ロマン派ばかり演奏してる人は知らなかったりなど。

お客様も「こんな人もいたんだ」というおもしろい発見があるのではないかと思います。

ヴォアクレールの生徒さんご自身には、普段からいろいろな作曲家のお話をしているので、たくさんご存知だと思います。


そして同じそのプログラムの中で、演目解説というページをいつも作るのですが、そこに「この曲はこういう人が演奏します」「こんな作曲家のこんな内容の曲です」ということを書きます。

それを書いているとあらためて、今年の1月くらいからこのラフェットに向けて走ってきた生徒さんの音楽生活を振り返って、いろいろと思い出してしまいます。

なんだか思い出に浸ってしまって、なかなか筆が進まない時もありました。

ですがそんなことも言っていられない。

印刷が間に合わないと大変なので、 一生懸命作り、もうほとんど仕上がりました。


という感じで、本番が迫ってきていろいろと感慨深いものがあります。

もう今からすでに考えると涙が出そうになるような、感情的なふうになってしまう郁センセですが、プロデューサとして主催者として先生として、しっかりしなければとあらためて思っています。


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